PC上でiPhoneを操作している気分を味わえる、シンプルな玩具風のiPhoneシミュレーター
iPhone Simulator(アイフォン シミュレーター、別名iPhone Interactive Flash Demo、Virtual iPhone)は、PC上でiPhoneを操作している気分を味わえるシミュレーターソフトです。PC画面に表示されるiPhoneのアイコンやボタンをクリックすると、実際にiPhoneをタップしたかのように動作します。スマートフォンとして使えるわけではありませんが、iPhoneを知らない人に「iPhoneとはどういうものか」を体験させてくれるシンプルな無料ソフトです。
iPhone Simulatorを起動すると、PC画面上にロックされた状態のiPhone画面が現れます。画面の指示通りにマウスを動かしてロック解除すると、アイコンが並ぶホーム画面に切り替わります。Camera、Photos、Weather、iTunesなど定番アプリのアイコンばかりで、まるで本物のiPhoneのようです。アイコンをクリックすると、各アプリが起動するかのように見えますが、実際にはアプリらしい画像などが表示されるだけで動作はしません。ステータスバーをクリックするとホーム画面に戻れます。
iPhone Simulatorには壁紙が4種類用意されており、WinterBoardアイコンから変更できます。またSettings(設定)アイコンからは、画面の明るさを変えたりアイコンを並び替えたりもできます。ホームボタン(一番下の丸いボタン)を押すとロック画面に再び戻り、解除しないと操作できなくなります。ところどころに作者の遊び心が発揮されており、ジョークのようなメッセージウィンドウが表示されます。
iPhone Simulatorは、玩具のようなソフトウェアなので実務に利用したりiPhone購入の際の決め手にできる内容ではありません。端末やOSは最新のものではなく、ニューススタンドやSiriは存在しません。またApp Storeからアプリを追加したりアプリを削除することもできません。あくまでもiPhoneの操作方法を少しだけ体験するというつもりで使用してください。スマートフォンのシミュレーターとしては他に、PC画面上の仮想スマートフォンでWebサイトにアクセスできるMobilizerがあります。
iPhone SimulatorはPC画面上でiPhoneを操作した気になれる「iPhoneもどき」のような無料シミュレーターソフトです。